2014年2月23日日曜日

【書評】同じ条件、同じ時間で10倍仕事ができる人、10分の1しか仕事ができない人

どーも、こんばんは。

最近ファイナンスとかPMIとかちょびっと専門的な書籍は読んでいたんですが、久しぶりに”ビジネス書”って感じの本を読んだのでその感想を。

同じ条件、同じ時間で 10倍仕事ができる人、10分の1しかできない人

そもそも、この本を読んだきっかけは、最近部署が変わり、段取りとか他部署との調整とか規定/法律の確認とか、色々な仕事(雑用)が増えてきたので、そういう「仕事の進め方」をもう一度見なおそうと思って、読んだ次第です。
(実際は面白そうと思って、手に取ってからの後づけですが)

今読み途中ですが、結論から言うととても良いです。
仕事ができる人とできない人を若干のストーリー仕立てで比較していく本なんですが、仕事の能力というよりも、仕事の組み立て方、考え方、姿勢を説いています。特に、成果を出す人が”実際に/具体的に”どういう仕事をしているかを著してくれています。5,000人(だったか明らかではないですが)のデータに基づいているとのこと。原理原則から導く演繹法ではなく、具体例から抽象的な答えを出す帰納法のアプローチですかね。

たしか20個くらいポイントがあるんですが、自分は半分以上”できない人”の行動を取っていました。
あまり詳しく書くと問題もあるかと思うんで一個だけ。

・できる人は、どうすれば「一つの動作」で「複数の作業」を進められるか考えて動く
・できない人は「一つの仕事」を仕上げるまで次にとりかかれない

これはけっこう当てはまります。マルチタスクは得意じゃないんですよね。
今一緒に仕事している先輩は抜群に仕事ができるんですが、たしかにどうやって仕事を進めたら一番早く効率的に答えにたどりつけるかいつも考えている気がします。例えば自分が「A部署に~の件で確認するため打合せセットしてきます」というと、「この件は将来的におそらくB部署も含まれるから、入れるなら打合せに入ってもらおう。30分くらいで負担も少ないし。そうすれば一回で終わるでしょ」という提案が帰ってきたり。自分もB部署が交わる可能性があることは認識してるんですが、A部署との打合せのあとで確認しに行けばいいや、とか思ってました。これだけで2日くらいは遅れていると思います。

こんな発見がけっこうあって、明日からこの本に書いてあることの一つでも”行動”を変えていこうと思います。

ちょっと話がそれますが、
私は評価が高かった仕事と低かった仕事がはっきりしていて、
①最初の営業部店→ボロクソ
②子会社再建、MAプロジェクト→高評価

多分これって仕事内容がけっこう違ってて、②は自分の得意なところで勝負できて
①は苦手なことが多かったからなんですよね。

①は主に規定を確認して、そのとおりに資料・作業を進めて、でそんな仕事が大量にあってそれをどんどん効率よく処理していかなくちゃいけないという仕事。更に上司が残業に厳しかったんで、とにかく時間に追われてた。自分は「規定どおり間違いなく処理する」とかいう作業が本当に大嫌いで苦手なので、とにかくストレスがたまった。

②は仕事はシンプルで少なく、その代わり高い質のアウトプットが求められる仕事。残業もフリーだったんで、段取りとかそんなに深く考えず、分析→仮設立案/検証→アウトプットを深くやれば評価された。特に自分の強み/好きなことは戦略を紙に落とすことなので、楽しかった。

・・・

このロジックで考えると、今の部署は大量な事務作業があって、それを毎日効率的に処理していかなくちゃいけない・・・ってことで①に近い。関わる部署も多いから余計難しい。ということはコレって自分の不得意な分野なんじゃないか/評価されないんじゃないかって。このままだったらダメかも、って思ってこの本に助けを求めました。

繰り返しになりますが、明日からこれを”実行”します。
段取りや調整とか、事務作業処理もある程度のレベルに上げられる絶好の機会だし、それができれば自分の得意な部分もより活かせるようになると思います。


頑張っているのに、なぜか仕事がギリギリになったり(=俺)、いつもバタバタしちゃっている方(=俺)、この本オススメです。


2 件のコメント:

  1. ぐりこ様

    初めましてご連絡を差し上げます。私はQSクアクアレリ・シモンズの児玉愛紀と申します。
    ブログを拝見させて頂きました!
    突然なのですが、MBA取得をお考えの方や、出願準備をしている方に参加いただいている東京開催のMBAフェアを紹介させて頂きたいと思い、コメントさせて頂いています。

    ご興味がおありでしたら是非お返事下さいませ。
    突然のコメントで失礼いたしました。

    児玉

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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